妊娠中は身体や心の変化で何かと辛い思いをすることも多いですが、わが子がお腹にいるという貴重で幸せな期間でもありますよね。そんな瞬間を写真で残すために、マタニティフォトを撮る人も増えてきています。そこで今回はマタニティフォトを成功させる秘訣や、おすすめの場所や時期、マタニティフォトで失敗しない撮影テクニックを紹介します。
マタニティフォトでの成功の秘訣
マタニティフォトは妊娠期間にしか撮ることができない記念撮影です。普通の撮影のように、トラブルがあっても「また落ち着いたら再度……」というわけにもいきませんよね。そのため、成功させるためにはしっかりと下準備をしておくことが大切です。
やりたいことを整理しておく
まずは、マタニティフォトでどんな写真を撮りたいのかを考え、優先順位を決めておきましょう。当日の体調によっては、すべての希望を叶えることは難しいかもしれません。「これだけは絶対に撮りたい」というロケーションやポーズがあれば、撮影が始まる前にカメラマンやスタッフに伝えておくと安心です。
また、エコー写真を持っての撮影や、生まれてくる子どものために買ってあるベビー服やぬいぐるみなどと一緒に撮影したい場合は忘れずに持参してください。おすすめは、ポーズまである程度考えて臨むことです。
もちろん、当日はカメラマンやスタッフから適切な指示があるのでそれに従っていれば困ることはありませんが、ネットや雑誌などで情報を集めてイメージを膨らませておくことで当日の動きもスムーズになるはずです。
夫婦で同じポーズを撮ってユーモアな写真にしたり、大きなお腹にペイントをしてもらって撮影したりと、今しかできないことをして後悔のない撮影にしましょう。
むだ毛を処理しておく
意外と忘れがちなのが、むだ毛の処理です。普段はそこまで毛深くない人でも、妊娠中はホルモンバランスの変化によって急にむだ毛が増えることもあります。いつもは生えていない場所に生えてしまうことも……。マタニティフォトでは大きなお腹が主役なので、当然お腹のアップを撮影することもあります。
あとから見直して恥ずかしい思いをしないためにも、むだ毛の処理は必ず行いましょう。お腹が大きくなってくると自分の目では確認できないところもあるので、家族に協力してもらうのもいいですね。
素敵な思い出を切り取るためにいつどこで撮影する?
マタニティフォトで素敵な思い出を切り取るためには、時期や場所も重要です。ここではマタニティフォトにおすすめの時期や場所を紹介します。
お腹が大きくなってから
せっかくマタニティフォトを撮るのなら、妊娠していてお腹に赤ちゃんがいるということが一目でハッキリ分かるような写真にしたいですよね。そのためにも、撮影時期はお腹が大きくなってからのほうがおすすめです。
あとから見直したときに「こんなに大きなお腹だったんだ」と思えて感慨深いですし、子どもが大きくなってから見たときも感動することでしょう。
リラックスできる場所で
気をつけていても、普段とは違う服装や環境では誰でも多かれ少なかれ緊張してしまうものです。妊娠中は特にデリケートなので、刺激になるようなことは避けたほうがいいでしょう。
そのため、撮影場所は妊婦がリラックスできることを最優先に選びましょう。1番落ち着けるのはやはり自宅ですよね。最近ではカメラマンが希望の場所まで出張してくれるスタジオもたくさんあるので、そういったところに依頼して自宅まで来てもらい撮影するのもおすすめです。
慣れ親しんだ自宅で、リラックスして撮影してもらうことで、普段の様子が分かる微笑ましい写真になることでしょう。また、最低限のスタッフの人数でアットホームに撮影できるスタジオもあります。自分が撮りたい写真の雰囲気を考えつつ、体調の範囲内でそれが実現できそうなところを選びましょう。
体調が良ければ屋外でも
もし体調がよければ、自然の多い場所や眺めのいい場所など、妊婦がリフレッシュできるところで撮影するのもおすすめです。もちろん足場の悪いところや危険な場所は論外ですが、広い公園や穏やかな海辺など、身体に負担がかからない場所ならほどよい気分転換にもなりますよね。
マタニティフォトで失敗しない撮影テクニック
マタニティフォトの主役は大きなお腹の妊婦です。失敗しないためには、妊婦の体調を最優先することが大切です。少しでもお腹に違和感を感じたり疲れたりしたらすぐに楽な姿勢にするなど、小まめな休憩を忘れないようにしましょう。
また、上の子どもと一緒に撮りたい場合は、おやつや食事、昼寝の時間を調整するなど、機嫌よく撮影できるように工夫したいですね。
まとめ
マタニティフォトを撮る時は、妊婦の体調に考慮し、リラックスできる環境であまり時間をかけずに撮影することがポイントです。赤ちゃんがお腹にいる限られた期間を写真で残すことができるマタニティフォトは、あとから家族で見直すととても感慨深く、親にとっても子どもにとってもいい思い出になりますよ。「撮影しておけばよかった」と後悔しないためにも、迷っている人はぜひチャレンジしてみてくださいね。